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会報誌(DDKだより)

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2014年03月発行 第238号 DDKだより


巻頭言:物価上昇、増税で「景気回復」?

富塚 孝

首都圏を2月8、14日と大雪が降り、都心で27センチ積った。高速道路はストップ、鉄道も飛行機も運休や欠航が続き、物流に大きな影響を与えた。雪国から見れば大した量ではないと笑われるだろうが、準備がないところへの大雪だった。雪かきや雪の中を歩くつらさに雪国の苦労を思い知らされた。
 雪のなか、いつも利用するスーパーに食料品を買いに行ったら、大雪のため入荷が滞っているとの張り紙。滞っているどころか豚肉も牛肉も鶏肉も棚にはなかった。かろうじて刺身など魚があって助かった。交通マヒの影響を実感した。地震や津波だったらこんなものでは済まないのだろう。災害への備えができていないことを反省した。
 そのスーパーが24時間営業を停止して、17日の深夜に値札の一斉付け替えをすると掲示された。消費税の内税表示を外税に直すためだったことが作業後の表示でわかった。値札を正味価格として、レジで消費税を上乗せして清算する方法になった。
 アベノミクスで景気が良くなったとマスメディアが大々的に報道しているがその実感はない。東証の大納会に安倍首相が首相として初めて出席して景気が良くなったとアピールした。大発会には麻生財務大臣が出席してNISAを普及したいと挨拶した。大納会の日経平均終値は16,291円、前年比56%アップでもりあがったが、1月末には14%も下げ、年末の水準にいつもどせるのか心配されている。日銀が2月18日に金融機関への低利融資を継続すると決め、19日には月報で「景気は緩やかに回復しつつある」と景気判断を維持した。日銀は4月から消費税引き上げによる景気後退を防ぐための措置として金融政策を継続するとしたが、一般消費者の消費行動はこれまでの消費税導入時、5%への引き上げ時と経験しているとおり、購買意欲が後ろ向きになることは間違いない。
 消費税を引き上げる法律が通った国会では、中小零細業者は消費税を価格転嫁できないおそれがあることと、大手企業が下請け企業の消費税請求を認めないおそれがあると議論があった。価格表示を含めて、消費税を価格に乗せると売れなくなるからという考え方を改めて、消費税を購買者から頂くことだ。消費税を、自腹を切ってまでして払うことはない。それができないなら消費税そのものをやめるように国会議員に要求すべきだろう。
 経営が大変な時こそ、経営努力と経営環境の改善に意欲をもって取り組みたい。
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