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会報誌(DDKだより)

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2014年01月発行 第236号 DDKだより


巻頭言:秘密国家ニッポン―その先に見えるもの



河原 八洋

あけましておめでとうございます。
皆様方には、良いお年をお迎えのこととお慶びを申し上げます。
昨年は、円安、株高とオリンピック東京招致で、表面的な明るさがあった一方、今までに無い自然災害が各地で猛威を振るった年でもありました。年末に来て先行きの暗さを予感させる出来事がありました。『特定秘密保護法』の強行採決です。この法案に関してはマスコミや学者、法曹界だけで無く、映画関係者や経済界、自民党のOBから新右翼と言われる人まで反対に回りました。機密事項の漏えい防止に関する法律がすでに有るにも拘らず、どの国よりも厳しい法律であり、多くの人に戦前の軍国主義国家の手法を思い出させたからです。
2回行われた公聴会では、与党推薦人までも反対意見を述べるに至り、その反対世論の高まりに石破幹事長は『デモはテロと同じで民主主義を破壊する』と驚くべきことを発言しました。
随分前に成りますが、横須賀に寄港中のアメリカの軍艦が、釣り船と衝突した事がありました。乗組員の水兵がTVのインタビューに『故障したレーダーの修理の為に寄港した』と答えるのを見て、私は米軍の内部統制はどうなっているのか、と思いました。しかし本当の民主主義とは自分たちに不利であっても真実を明かして、原因を追究していく事だと分り、アメリカの民主主義の深さを感じたものです。先にも述べた公聴会で賛成を述べたのは元自衛官だけで、後は全て反対意見だったし、期間を4分の1程度短縮して行われた意見公募でも9万人を超える方が意見を述べ、77%が反対でした。安倍首相、石破幹事長の言う民主主義は、国会議員内での多数を指しているに過ぎません。
この議員の選出方法についても、参議院で4.7倍の格差があり、全国の裁判所では『違憲』もしくは『違憲状態』の判決が下されています。先の衆議院選挙では自民党は、政権から落ちたその前の選挙より、170万票も減らし、選挙区では自公の得票率が44%にも拘らず、82%の議員数を獲得しています。
問題がある事は誰にも明らかです。第1次安倍政権では『憲法改正の国民投票法』を今回と同じく強行採決で決めています。強行採決の点と点を結べば、見えて来る物があります。長州藩を中心に行われた戦前の政治体制です。
この決める政治は果たして皆さんが望んだものだったでしょうか。
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