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会報誌(DDKだより)

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2008年03月発行 第166号 DDKだより


巻頭言:今こそ腰をすえて、社員共育を

河野 先


昨年は“偽”で始まり終わったと思ったら、新年早々、製紙大手各社が再生紙に含まれる古紙の割合を、実際よりも多く見せかけていた偽装問題が発覚した。ルールなき資本主義も競争の名の下に、企業の社会的責任、理念もなく、行き着くところまで来ている感じだ。
一方、今日の株安と円高問題の震源は、米の金融危機にある。そしてもっとも悪質なのは投機的資本、マネーが国民生活に深刻な被害を与えていることだ。 さて、何とも暗い景況感だが、地域経済に責任をもつ中小企業家として、改めて人づくりについて提起したい。 昨年の北海道同友会、全道経営者“共育”研究集会の記念講演「夢追い続ける」に共感。 夏の甲子園で3年連続決勝進出の偉業を成し遂げた駒大付属苫小牧高の香田前監督の話である。 13年前に苫小牧に来て、ゼロからのスタート。2年目に南北海道大会に、6年後にはついに甲子園出場を果たす。より鮮明に全国制覇をイメージできたという。それまで、監督自身、なかなか世間から認めてもらえず、また生徒たちとも良い関係を構築できないのが悩みだった。悔しくて歯がゆい思いをしたが、こうした経験が今の自分の力になったそうだ。勝つためには、気持ちだけでは駄目で、発想を豊かにして、今までの常識を覆していかなければならなかった。 北海道の冬のハンディキャップとマイナスイメージを覆し、冬の練習も可能にした。そして選手自らが考える野球へ。練習の中で意思の疎通を図るために、議論を交わしながら意見を述べあうことで、チームも強くなってきたと言う。 チームとしての決め事を大事にしながら、ひとりひとりがどう個性を出し、感じる力を養い、戦っていくのか。「勝利への執念」、自分自身も徹底的に勉強し、誰にも負けない強い思いを持って日々取り組んだそうだ。 私たちの経営実践に活きる話である。今こそ、経営者は腰をすえて、社員と共に学びつつ経営する原点にもどるべきだ。
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