会報誌(DDKだより)

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2005年01月発行 第128号 DDKだより

年金相談:自分の年金額を調べる

Q.私は今年57歳になります。会社の定年は60歳。年金の受給資格は満たしているものの、老後の生活が気になります。果たして年金はいくらもらえるのか、調べる方法はありますか?


今月の相談員 
社会保険労務士 栗原淑江 


A.制度が変わるにつれ次第に目減りする年金ですが、老後の生活設計の柱となるのは何と言っても年金です。年金はいつから、いくらもらえるのか。今回は、自分の年金見込額を簡単に調べる方法をお知らせしましょう。 
1. 社会保険事務所で照会する 
 社会保険事務所では、55歳以上の人が照会すれば、社会保険業務センターで管理している年金加入の記録と年金見込額を出してくれます。昭和23年生まれのあなたの場合は、報酬比例の老齢厚生年金が受けられる満60歳時と、定額部分も受けられるようになる満64歳時の、それぞれの見込額を出してくれます。年金手帳と身分を証明するものを持参して、一度最寄りの社会保険事務所をたずねてみてはいかがでしょう。 
 ただし、窓口が開いているのは午前9時から午後5時、申し込みは4時までです。仕事のつごうで難しければ、委任状を書いて代理人に依頼することも可能です。 最近では、年金の受給が間近い58歳になると、業務センターから年金加入記録が送られてきます。記録を確認後、希望すれば年金見込額も送ってもらえます。 
2.社会保険庁のホームページから申し込む 
 年金見込額の試算は、社会保険庁のホームページ
(http://www.sia.go.jp/)からも申し込むことができます(ただし55歳以上の方)。基礎年金番号を用意してトップページの「年金見込額試算」をクリック、そのまま画面の指示にしたがって生年月日や住所等を入力して申し込むと、10日間ほどで社会保険業務センターから年金見込額と加入記録の「お知らせ」が郵送されてきます。55歳未満の方の年金額については、画面上で簡易試算ができるようになっています。 
 なお、上記試算額には、厚生年金基金や各種共済年金から支払われる年金額は含まれていません。