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会報誌(DDKだより)

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1997年09月発行 第40号 DDKだより


経営相談:経営計画作成のポイント

Q.  先日、懇意にしている業者仲間から、これからは中小企業でも経営計画をキチンと作る必要があると言われました。作成する場合のポイントはどんな点でしょうか。 




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今月の相談員 
      渡辺 正幸  
  (株)第一経理コンサルタンツグループ 
   経営コンサルタント 


A.  去る4月に発表された平成九年版中小企業白書は、「中小企業の経営革新」という章を設け、中小企業が経営力の高度化を図り変化への即応性を高めることの緊急性を強調しています。そして、この経営力の高度化とは①優位性を持つ経営資源への特化、 ②経営ビジョンの確立、③情報力の強化、④国際的な標準化への対応であるとしています。ここで言う経営ビジョンの確立とは、競争環境を生き抜く経営方針の明確化という意味ですが、これが経営計画の柱になるものです。激しく変化する時代を迎えて対症療法的経営ではこの変化に取り残されてしまうという危機認識からの提言のようですが、いずれにしても自らの事業の進むべき道(これを経営計画という)を明確にして経営にあたるということは時代の要請です。
 さて、それでは経営計画を作成する上でどのような点がポイントになるでしょうか。最低次の点について検討し、具体的な計画にまとめ上げることが必要ではないかと考えられます。
 (1)自らの事業(商品・サービス)が市場において勝負して勝てる分野を明確にする。顧客ターゲットは、顧客のどのようなニーズに応えるのか、そのための自らの強み(優位な経営資源)は何なのか、を見きわめ、勝負して勝てる分野を明確にすることです。 (2)勝負する商品・サービスを中心に売上高・粗利益高・ネット利益高の計画をたてる。勝負する分野を明確にしたら、そこへ向けて何をどれだけ、どのような方法で売るのか、顧客別、商品別にも検討し売上高目標を定めることになります。同時に仕入先の検討とか外注・内製の別などの検討を加えて粗利益高目標をも計画し、併せて諸経費を見積ればネットの利益高が算定されます。本来はネットの利益をいくら確保するか(これを目標利益という)をまず決定し、ここから必要な売上高、許容費用を算出するのが望ましいと言われていますが、慣れないうちはどのくらい売上げを伸ばすのかの検討から始めるのが手っとり早いと思います。
 (3)資金繰りを見積り、どのように必要資金を調達するかを事前に計画する。新しい設備を購入するのか、在庫はどのくらいにするのか、売掛金の回収はどうするのか等の方針を定めるとともに借入金が必要な場合はどこから借入れるかもある程度計画の中に組み入れておくことが必要です。
 


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