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会報誌(DDKだより)

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2004年04月発行 第119号 DDKだより


巻頭言:阻むべし憲法改悪 

顧問 亀井賢伍 



 憲法「改正」論議が政党レベルで俄然賑やかになってきました。起動力は米国の圧力、眼目は9条潰し、不戦の放棄にあることは明白です。「改正」論者は①押しつけられたもの②時代遅れになった、など尤もらしい理屈を並べます。新しいところでは、③国民主権の実現としての憲法制定の提唱まであります。いま正念場です。以下吟味してみます。  
押しつけられたとの難癖    
 外からの力が与ったことは事実ですが肝心なことは、その時国民がどううけとめ、その後どう関わってきたかです。軍国少年だった私は、新憲法を、目から鱗が落ちる感じで心底から歓迎しその後の半世紀余を、憲法を主体的に、規範とし武器ともして生きてきました。同時代人の多くも同じ思いです。また民権や自由、平等を主張した「小国主義」の伏流が敗戦をきっかけに噴出した側面も忘れてはなりません。          
時代逆行の「時代遅れ論」    
 激動する世界、複雑、多様な動きがあります。曲折、逆行もみられます。本流を見極めることが大切です。  アジアを見ると、合わせて20数億人を擁する国が参加している「東南アジア友好協力条約」(TAC)は、独立と主権の尊重、武力行使の放棄などを原則としASEAN(東南アジア諸国連合)の平和憲法と呼ばれています。9条の精神がアジアの大勢となっているのです。
 世界では2000年に開催された国連ミレニアム・フォーラムの「平和・安全保障・軍縮」グループの報告書で「すべての国が憲法に日本国憲法9条にある戦争放棄原則を採択するという提案」が強調されました。このように憲法9条は時代遅れどころか先駆的な、世界の希望として今世紀に一層輝きを増してくるでしょう。    
主権者不在の憲法制定運動   
 最近、野党の党首が、「国民主権の実現としての憲法制定運動」を呼びかけました。与党との改憲の競い合いのなかででてきました。紙面が尽きました。ひとことだけ言います。それは国政への監視者、批判者としての国民自身のイニシアチブによるものでなければならない、ということです。
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