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会報誌(DDKだより)

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2003年08月発行 第111号 DDKだより


金融・経営相談:どうなる、銀行の利上げ攻勢

Q.都銀から執拗な利上げ要求を受け、0.5%の引き上げに応じました。今度は長プラの引き上げです。今後、銀行の利上げ攻勢はどうなるでしょうか。


今月の相談員 
国民金融公庫出身 田口 良一 


A.預金利子をゼロのまま貸付利息(長期プライムレート)を引き上げたわけですから、銀行にとって追い風です。その分だけ既往取引分(当座貸越など)の金利引き上げ攻勢がゆるんで欲しいものです。しかし、この期待はうらぎられることになりそうです。  
 都銀を中心に昨年から強まった利上げ攻勢は、「信用リスクに見合った適正金利の設定」活動であり、その旗振り役は金融庁です。ことに公的資金が入っている銀行(東京三菱を除く大手銀全部)は金融庁へ業務改善計画書を提出し、適正金利化の計画と期限を約束しているので、銀行内部では、利上げは至上命題だと叫ばれノルマが課されています。  
 ところで、大手4行の中で、昨年度、金利引き上げで一番の成果を挙げたのは三井住友銀行でした。0.5%の利鞘改善の計画で、実績は0.24%。二番手はUFJ銀行で0.5%の計画で、実績は0.14%。みずほ銀行の実績は0.07%にとどまりました。  
 今年度は、長プラ引き上げも口実に利用しながら、出遅れているみずほ銀行を先頭に、金融庁と一体になって計画達成の拍車がかけられているところです(第2地銀、信金、信組ではこうした動きはみられない)。  
 これではどんなに反対しても状況は悲観的にみえますが、あきらめないで下さい。なぜならば、昨年度の利上げ実績が極端に悪いということは、計画が非現実的だからなのです。銀行は要求に従わざるを得ない弱い相手を狙い撃ちしているだけなのです。  
 銀行のもうけ(粗利益)は至上空前です。不良債権処理費用が必要ならば、過去の儲け(不動産)を手放して、借店舗にもどるべきです。私達は毎日銀行からそのように責められているのですから。
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