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会報誌(DDKだより)

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2003年06月発行 第109号 DDKだより


巻頭言:岩井理論こそ銀行再生の道

岩井義照


 祝経営の顧問先を中心に毎月\"祝塾\"が開かれています。「担保を捨てれば無借金となれる」という岩井理論を実行して借金がゼロになった人々の経験発表など、すごい活気です。A社「当社は10億の借金がゼロになりました。今では夢にまでみた無借金経営です」(盛大な拍手がおこる)、B社「当社は25億の借金が今では3億です。必要な店舗だけ買い戻しました」(どよめきと拍手)、C社「当社も40億の借金がゼロになりました。無借金になったら借りてくれという信金が多数あらわれ、いま5億の運転資金で安定した経営を続けています」(唖然として拍手なし)、こんな具合です。 
 数年前「担保を捨てれば無借金となる」という理論を完成したとき、「これで間違いなく中小企業を救える」と嬉しさが一杯でした。しかしやがて疑問が生まれました。私の指導していることは「踏み倒し」ではないか、「踏み倒された銀行はどうなるのか。それで良いのか」という疑問です。しかし現実には銀行の横暴はますます強まっています。本来自由主義経済では、お客様に横暴を強いて、生き残れる企業があるはずはありません。なぜ銀行だけはそれでも潰れないのか。それは銀行が事実上は資本金を貸しているからです。言うことを聞かなければ、貸し剥しという名の資本金引き上げによって倒産に追い込むことが出来るからです。こうした横暴な姿勢に加えてバブルで不動産の高騰が始まりました。この中で銀行は審査能力を失い、不動産屋に変質しました。不動産の値下がりが始まると、狂気のごとく追加担保を強要し、担保がなければ貸し剥しに走る。私の「担保を捨てれば無借金」という考えは、審査能力を失った銀行に対する痛烈なアンチテーゼです。銀行が不動産屋になるなら、不動産の価格が暴落すれば全貸付金を失うことになる。 
 銀行は不動産に貸すのではない。経営内容や、企業の活力、経営者の能力に貸すのです。私の理論は裏返せば銀行の審査能力の復活であり、銀行の再生はこれしかない。これが今の私の自信です。
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