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会報誌(DDKだより)

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2002年05月発行 第96号 DDKだより


巻頭言:時代錯誤 二題

亀井賢伍

  
 


 時代錯誤を示す出来事が、今年に入って二つありました。NGO(非政府組織)排除問題と「女の涙」発言です。
NGOは、人権、環境、核兵器廃絶、難民援助などの分野で質の高い活動をし、現実に瞠目すべき成果を上げています。信頼度は政府に劣らず高く、時に、政府を監視する役割も果たしている権威ある組織です。
“お上に楯つく不埒者”の感覚の後進性は「化石賞」ものです。またNGOの存在意義を最もよく認識できる立場にありながら重大な誤りをおかした役所の不明、不見識は深刻です。直ぐに軌道修正されたのがせめてもの救いでした。
 NGOは非政府・非営利で市民が自立的、自発的に、主として国際分野で活動する民間団体ですが、その国内版とも言えるNPO(非営利組織)と理念において共通するものがあります。私たちの組合も協同組織の一つとして通底するものがあります。いささか旧聞に属する問題をとりあげた所以です。
 共通点をキーワードで表現すれば、大義、使命感、情熱、行動でしょうか。それ故に政府がなし得ない仕事もやり遂げているのです。企業も、この理念、そこから生まれる組織運営、行動様式をとり入れようとしています。その上、NPOの経済活動に占める比重が高まっており、経済再生にとっても重要な政策課題に据えられています。
 次に「女の涙」です。発言者の女性観の時代錯誤性は、いまさら説明の要もないので省きますが、NGOやNPOの活動のなかで女性が替えがたい重要な役割を果たしていることを考えれば、二つの出来事は同じ土壌に咲いた徒花とみてよいでしょう。 序に加えますと「女の涙」発言に関する女性閣僚のコメントは、迎合的で失望しました。やんわりたしなめて欲しかった。折しも映画「元始、女性は太陽であった」が上映中です。当の閣僚に、是非観てもらいたいと思います 

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